ハーブは遥か太古のむかしより人々に愛されてきた

「もともとは西洋のもの」とイメージしがちなハーブですが、実は世界中どこでも人間のいるところにハーブがあります。

インドにはインドのハーブがあり、中国には中国のハーブがあります
セリ、ミツバ、サンショウ、ミョウガなどは、立派な日本のハーブです。

エジプトの医師によって乳香、シナモン、カシア、マージョラムなど薬草の使用法がパピルスに記されています。

中国では、史上初、紀元前2700年頃に書かれた、「神農本草経」のなかに365種の動物、植物、鉱物による薬を載せています。

古代ギリシャでは、医学の父ヒポクラテスが医学の体系を確立し、その著書には約400種のハーブによる治療法が書かれていたといわれます。ハーブ

ギリシャ人はハーブを薬用の他にワインの香りつけや寝室など部屋の香りにも用いることで権威の象徴としてきました。

その後、紀元1世紀頃に、ローマ軍の軍医テソ オスコリデスが約600種のハーブを記した本草字書で名称、生育地、薬効、その調合方法を記述しました。